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ホイールスペーサーとは？メリット・デメリットをチェック！
みなさんは「ホイールスペーサー」をご存じでしょうか？
ホイールスペーサーとは、自動車のドレスアップのためにホイールに装着するパーツです。ホイールスペーサーを使用すると、車の見た目がカッコ良くなるだけでなく、走行中の安定度が増すなど機能面でのメリットもあります。
一方で、ホイールスペーサーが分厚過ぎる場合は、安全性に問題が生じるなどデメリットもあります。ホイールスペーサーの使用を検討する際には、事前にメリットとデメリットについて知っておくと良いでしょう。
この記事では、ホイールスペーサーの基礎知識を分かりやすく解説します。
1. ホイールスペーサーとは？
「ホイールスペーサー」とは、ハブとホイールの間に挟み込む道具です。主に車の見映えの向上を目的としますが、走行時の安定性が向上するなど、機能面での効果も持っています。
一般的に「スペーサー」とは、文字通りスペースを確保するための道具で、何かの間に挟むことで機能します。ホイールスペーサーを挟み込むことで、ホイールを外側にせり出すことができるのです。
タイヤをフェンダーギリギリまでせり出す「ツライチ」にする場合などに役立ちます。
2. ホイールスペーサーのメリット
ホイールスペーサーには、次のような利点があります。
・自動車の見映えを良くすることができる
愛車をカッコ良くする手法としては、タイヤをフェンダーギリギリに合わせる「ツライチ」が人気です。ホイールスペーサーを装着することで、「ツライチ」の状態にできます。このように愛車をカッコ良くするためのツールとして、ホイールスペーサーが良く使われています。
厚さが3ミリほどの薄いものから、50ミリほどの分厚いものまで、さまざまな種類が用意されているため、細かい微調整が可能です。厚みの分だけホイールが外側にせり出し、見た目がカッコ良くなります。
・自動車の安定性やコーナリング性能が増す
トレッドが広くなって、車の安定性が増すという機能面でのメリットもあります。トレッドとは、車を横から見た際に、左右の車輪の設置面の中心同士の距離のことです。
トレッドが広くなると、車の走行時の安定性が増し、コーナリング性能などが向上します。
3. ホイールスペーサーのデメリット
デメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
・強度上の不安
スペーサーを挟んだ上でホイールをナットで締めることになりますが、スペーサー分の厚みだけナットがボルトにかむ面積が減るため、ゆるみやすくなります。
・走行中に車輪が外れるリスク
万が一スペーサーが走行中に割れてしまうと、車輪自体が外れるおそれがあります。ホイールスペーサーのデメリットは、全体として安全面に関わるものが中心です。どうしても強度に不安が残ります。
4. ホイールスペーサーは5mmまでが安全
ホイールスペーサーにはさまざまな厚さのものがあるため、一体何mmまでが安全なのか気になる方が多いと思います。
結論から言いますと、基本的には5mmまでにとどめておくのが安全です。これ以上の厚みになると、ナットがボルトに十分に食い込まず、強度的に危険になってしまうからです。
もし、5mm以上の厚み（8mmや10mmなど）のスペーサーを使いたい場合は、ハブボルトをロングハブボルトに打ち替えましょう。ロングハブボルトにすることで、厚めのものでも強度を確保することが可能になります。ロングハブボルトは一本あたり数百円で、打ち替えの工事費用は3,000円ほどかかります。
5. ホイールスペーサーと車検
ホイールスペーサーを使って車を改造した場合、多くの方が気になるのが車検に通るかだと思います。車検対応のスペーサーも販売されていますが、基本的にはスペーサーで車を改造した場合は、車検を通すのは難しいと考えた方が良いです。
昔からホイールスペーサーを装着した車は、車検に通る可能性がかなり低いのです。それほど手の込んだ改造ではないため、車検の前には取り外してノーマルの状態に戻しておいた方が良いでしょう。
6. まとめ
以上、ホイールスペーサーについて紹介しました。
ホイールスペーサーを装着すると、車の見た目がカッコ良くなり、走行時の安定性が増すという利点がありますが、強度が弱まるなど主に安全上の不安があるため十分に注意してくださいね。
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