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ホイールの歪みは修理できるの?歪みが走行に与える影響は?

縁石にこするなどして、車のホイールに多少の傷がついても運転に支障がないことは周知の通りです。しかし事故などの大きな衝撃を受けて、ホイールが歪んでしまうこともあります。ここでは、愛車のホイールに歪みが生じた場合は修理が可能なのか、歪みが走行に与える影響などを、詳しく紹介します。

ホイールの歪みが走行に与える影響とは

歪みの程度にもよりますが、一見して気づかない程度あれば、一般道路の法定速度を守って運転していれば問題が起きる可能性は極めて低いです。
ただし、ホイールが歪んだ状態で、高速道度などで60km/hを超えるスピードを出すと、ステアリングが揺れて車体が安定しなくなり、走行に支障が出ることがあります。
100 km/hものスピードを出す車が多い高速道路で、このような状況になって事故を起こした場合、命を失う可能性が高くなります。
そのため、ホイールに歪みがある場合は早急な対策が必要となります。
さらに、ホイールが歪むと隙間が空いて、そこから空気圧が抜けてしまい、そのまま走行を続けているとタイヤがバーストして大事故につながる確率もアップします。

 

ホイールの歪みは修理できる?

ホイールについた傷を直す道具は、カーショップやホームセンターなどに行けばたくさん販売されているので、DIYでも修理可能です。しかし、ホイール全体の歪みを修理をする道具は市販されていませんし、素人がDIYで修繕することは不可能です。
ホイールの曲がりや歪みの修理は、一部の専門業者であれば「ホイール専用修正プレス機」を用いて修正し、元に戻すこともできます。
プロが行う修理の方法は、プレス機を使って曲がり・歪みを戻して、ダイアルゲージで真円度の測定をする工程を繰り返し行います。
これは0.00〜0.3㎜単位のかなり難しい作業となっています。

 

ホイールの歪みは修理しない方が賢明

タイヤの歪みは一部の専門業者に依頼すれば直せないこともありませんが、安全面から言えば修理をすることをおすすめできません。
その理由は、見た目で元通りになっても、修正部分の金属強度やバランスが崩れてしまうからです。
実は、アルミホイールの強度は国交省が定めるJWLの基準をクリアしたものが市販されているのです。そのため、修理をすることにより基準を満たせなくなってしまいます。加えて、修理を施したホイールは機能面でも元通りにはなりません。

 

ホイールの歪みのチェック方法

「大きな事故も起こしていないし、縁石などに乗り上げたりこすったりしたことがないから、ホイールは歪んでいない」と自信をもっている方もたくさんおられることでしょう。
しかし、ある程度長く車を運転している場合、愛車のホイールが歪んでいる可能性が十分に考えられます。なぜなら、ホイールの歪みは日常的に発生しているからです。
タイヤは重い鉄でできた車体を常に支えているため、走行中にホイールに加わる衝撃がかなり大きいことは容易に想像できます。ホイールは大きな衝撃の吸収を行っていて、蓄積された金属疲労も歪みの原因になります。

 

ホイールの歪みのサイン

普段から以下のことに気をつけていれば、愛車のホイールの歪みに早く気づくことができます。
ホイールが歪むと、ハンドルがぶれやすくなったり、直進走行に違和感を覚えたりするようになります。また、歪みが出ているホイールのタイヤの空気圧の減り方が、他のタイヤとは異なるという症状も出やすくなります。
もちろん、これらの症状が出たからといって必ずホイールが歪んでいるわけではありませんが、愛車のどこかに問題が起きている可能性は高いので、早めの点検を実行しましょう。

 

ホイールの歪みの確認方法

ホイールの歪みは目視でも確認できるので、普段から運転前にはタイヤチェックを習慣化することをおすすめします。
ただし、微細な歪みは目視では確認することができません。

 

一般的にタイヤの歪みを目視によって確認するには、ホイールバランサーを用います。
自動車修理工場やディラーやガソリンスタンドで装備しているので、気になる場合は早めのチェックを実施しましょう。
タイヤを回転させて、上下左右にぶれていればホイールが歪んでいる可能性が高いです。ホイールバランサーによる目視で確認できない歪みもありますので、定期的に業者に確認してもらうことをおすすめします。

 

まとめ

車のホイールに歪みが生じると「走行中にハンドルをとられる」「タイヤがバーストして大事故を起こす」などといった確率をアップさせてしまいます。
ホイールの傷などとは異なり、歪みをDIYで修理することは不可能です。
一部の専門業者に依頼すれば修理してもらうことも可能ですが、ホイールの歪みを修理することは推奨できません。その理由は、修理したホイールは国交省が定めるJWLの基準から逸脱し、機能も低下させてしまうからです。
運転中にハンドルのぶれや直進走行に違和感を覚えるなどした場合は、ホイールの歪みを疑って、早めに専門業者に確認してもらいましょう。
そうでなくてもホイールの歪みは日常的に発生しているので、定期的に点検してもらうことをおすすめします。

 

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