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ホイールを種類別に解説!愛車にピッタリのホイールの選び方とは?
どのようなホイールを選ぶかによって、車の外見や機能性が大きく左右されます。
しかし、ひと口にホイールといっても、素材やデザインによってさまざまなタイプに分かれています。
種類が多いため、どの製品を選んでいいか分からないという方もいらっしゃるかもしれません。
愛車に最適なホイールを選ぶためにも、ホイールの特徴や見分け方を押さえておきましょう。
この記事では、ホイールの種類(素材編とデザイン編)とホイールを選ぶ際の注意点について、分かりやすく解説します。
ホイール選びの際にお役立てくださいね。
ホイールの種類・素材編
ホイールの種類を「素材」の観点から分類すると、「スチール」「アルミ」「カーボン」「マグネシウム」の4種類に分かれます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
スチールホイール
「スチールホイール」は、スチール(鋼)を素材とするホイールです。
純正ホイールとして採用されていることが多く、低コストで製造可能で、耐久性も高いのが特徴です。
一方で、放熱性が低く、重量があるため走行性能が下がるという欠点があります。
アルミホイール
「アルミホイール」は、アルミを主な素材として作られたホイールです。
軽量で放熱性に優れているほか、加工が容易なため高いデザイン性を持っています。
その一方で、価格的にはスチールホイールよりも割高となっています。
マグネシウムホイール
「マグネシウムホイール」は、アルミよりもさらに軽いマグネシウム合金によって作られたホイールです。
軽量性に優れていますが、加工が難しく高価格であるため、一般車よりも競技用自動車に採用されることが多いです。
カーボンホイール
「カーボンホイール」は、カーボンファイバー(炭素繊維)によって作られたホイールです。
ドイツの自動車メーカーのポルシェが開発しました。
非常に高価であるため、あまり一般的ではありませんが、軽量性と剛性を兼ね備えているのが特徴です。
従来のアルミホイールよりも20%も軽量化し、かつ剛性も20%高めています。
ホイールの種類・デザイン編
ホイールのデザインは、大きく4種類に分かれます。
「スポーク」「フィン」「メッシュ」「ディッシュ」の4つです。
これらは見た目だけではなく、性能面でも違いが見られます。
スポークホイール
「スポークホイール」とは、ホイールの中心から外側に向かって放射状にスポークを配置したデザインです。
開口部が広いため放熱性が高く、強度・軽量性・バランスなどにも優れています。
スポークの数を減らすほど軽量になりますが、耐久性が下がるため注意が必要です。
フィンホイール
「フィンホイール」は、スポークホイールの派生形で、スポークを細くした上で本数を増やしたデザインです。
繊細で美しいデザインであるため、愛車をラグジュラリー系にドレスアップしたい方におすすめです。
性能面では冷却性に優れています。
メッシュホイール
「メッシュホイール」は、スポークがメッシュ(網目)のように配置されたデザインです。
細やかな網目によって、高級感や繊細さを演出することができます。
性能面では剛性に優れています。
一方、複雑な形をしているため、手入れに手間取るのが欠点です。
ディッシュホイール
「ディッシュホイール」は「ディッシュ」という言葉の通り、皿状の平面的なデザインとなっています。
デザイン性に優れており、重厚感のあるドレスアップをしたい方に最適です。
強度を出しやすいため、大型の車に向いているでしょう。
一方で、重量があるため、軽量性を重視するスポーツ系の車にはあまり向きません。
ホイールの種類を選ぶ際の注意点
最後に、ホイールを選ぶ際の注意点をご紹介します。
以下の2点に気を付けてください。
サイズを確認する
ホイール交換をする際には、車に合うサイズなのかを確認することが大切です。
せっかくホイールを購入しても、車に合わないサイズであれば、適切に取り付けられません。
ホイールサイズは、「リム径×リム幅 フランジ形状 ボルト穴数 P.C.D インセット」という順番で表示されています。
例えば、「15×61/2 J 5 114.3 50」であれば、以下のような数値になります。
リム径:15インチ
リム幅:61/2インチ
フランジ形状:J
ボルト穴数:5穴
P.C.D:114.3mm
インセット:50mm
ホイールサイズはホイールに刻印されているか、シールが貼られているため、必ずチェックしましょう。
保安基準を満たすものを選ぶ
保安基準に違反するホイールにすると、車検に通らない可能性があるため、必ず保安基準を満たすホイールを選ぶようにしましょう。
保安基準とは、安全および公害防止を目的として道路運送車両法で規定されている車の構造や装置に関する基準です。
特に以下の条件に気を付けてください。
・ホイールがフェンダーより外側にはみ出ていないか
・ホイールがフェンダーに接触していないか
・JWLの刻印(国土交通省が定める品質基準検査に合格していることを示す印)があるか
・タイヤの外径が純正品から大きく変わっていないか
まとめ
以上、ホイールの種類について解説いたしました。
ホイールには、素材やデザインによってさまざまな種類があります。
ホイールの見た目や性能が優れていればよいというものではなく、車に合っているかがとても重要です。
サイズなどが車に合っていなければ、デザイン性や性能を向上させられないだけでなく、車検に通らない可能性もあります。
各種類のホイールの特徴をよく見極めた上で、愛車に最適なものを選んでくださいね。
ホイール交換での失敗を避けるには、信頼と実績のある業者に依頼することが大切です。
「トータルリペア カラー」は富山を拠点に活動しておりますが、全国各地のお客様からのご依頼に対応させていただいております。
弊社はお客様の車への思いに応えるため、ホイールの修理・リバレルを中心として、結晶塗装・フロッキーコーティング・内装修理・外装磨き・車内清掃など幅広いカーケアサービスを展開しているホイールのプロフェッショナルです。
どんなに難しい修理やカスタムでも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。